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セックス・アンド・ザ・シティ

SEX AND THE CITY [THE MOVIE]

 

1998年から2004年の6年間にかけて、アメリカの大手ケーブルテレビネットワークHBOで放映されたテレビドラマシリーズを映画化。ニューヨークに生きる、生き方も個性も違う30代女性4人の恋愛・セックス・傷心そして友情の絆をモダンに描き、「SATC」の略語で社会現象にもなった物語の顛末が描かれています。
“セックス・コラムニスト”として名をはせたキャリーは、経済力のある理想の男性ビッグと結婚をするためオシャレなマンションを購入することに。準備万端な彼女を応援するのは、無二の親友であるPR会社社長のサマンサ、弁護士のミランダ、専業主婦のシャーロットの旧知の仲間たち。
しかし、結婚式当日になって、キャリーがこだわる見せ掛けだけのセレモニーに躊躇したビッグは、時間になっても会場に現れることはなく……。
本作公開に合わせ、配給元はDVDショップの店頭でテレビシリーズをセット化し、大々的な販売キャンペーンを展開して大成功を収めました。“アラサー”の女性を引き付ける、共感を覚えさせるような魔法が、本作にはあるようです。


2009.06.14(Sun) - Review on


P.S.アイラヴユー

Ps I Love You



世界40ヶ国以上で500万部を超えるベストセラーとなったアイルランドの女流作家セシリア・アハーンの純愛小説を、『マディソン郡の橋』の脚本家リチャード・ラグラヴェネーズが、監督として叙情たっぷりに描きあげた寓話的ラブストーリー。
ニューヨーク、マンハッタンに住むホリーは、最愛の夫ジェリーを脳腫瘍で亡くし毎日を失意のうちに過ごしていた。自宅に引きこもり続ける彼女のことを心配する仲間たちは、あの手この手で元気付けようとするが、ホリーはふたりの想い出が忘れらない。
そんなある日、彼女の下に死んだはずのジュリーから消印のない手紙が届き始める。彼女を励ます“ラブレター”の最後は、必ず「P.S. I LOVE YOU」という言葉で結ばれていた。ことの次第に当初は困惑するホリーだったが次第に元気を取り戻していき、なにかに導かれるように、彼の故郷でありふたりが出会ったアイルランドの地を訪れることになるのだった……。
大都会に生きるホリーが、アイルランドの山地の美しさに触れ、忘れかけていたことを取り戻していく有り様が心を打つ。大切なもの程、失ってから気づくことって多いですよね。


2009.06.14(Sun) - Review on


パリ、恋人たちの2日間

パリ、恋人たちの2日間

 
2 Days in Paris ★★★★

『ビフォア・サンライズ』『ビフォア・サンセット』でセリーヌ役を演じたジュリー・デルピーが、製作・監督・脚本・編集・音楽・主演の5役をこなし、その多彩な才能を世界に知らしめた意欲作。
ニューヨーク在住のフランス人写真家マリオンとアメリカ人インテリアデザイナーのジャックは付き合って2年のマンネリカップル。その惰性的関係を打破しようとヴェネツィアに旅行に出かけたふたりは、その帰りにパリにある彼女の実家を訪れることに。
両親に会ったジャックは、そのあまりの自由奔放さに圧倒されカルチャーショックを受ける。マリオンと一緒に街へ出れば、次々“元カレ”という男たちと遭遇し、自分そっちのけで平然と彼らと親しげに話す彼女の態度に猜疑心は募るばかり。そしてフランス語が全く話せない不自由さから、イライラは最高潮に達するのだった……。
映画館で前に座っていた若いカップルが、幕が閉じる間際に交わした「よくわかんなかったよね?(女)」「うん、よくわかんなかった(男)」という言葉に思わず笑ってしまった。男女の機微、セックス、文化的比較論、政治など多岐にわたるトピックで繰り広げられるウィットに富んだ会話が見所である本作は、観る側の恋愛遍歴の深さと知的レベルの高さが試されますからね。


2009.06.14(Sun) - Review on


ビフォア・サンセット

ビフォアサンライズ

 

『ビフォア・サンライズ』の続編。ふたりに与えられた時間が、前作では夜明けを迎えるまで(ビフォア・サンセット)の14時間だったのに対し、本作では夕暮れ(ビフォア・サンライズ)までのわずか85分。ほぼ上映時間と同じ時の流れを、リアルタイムで追いかけていきます。
半年後に会う約束が果せないまま、ふたりの間には9年という歳月が流れた。その間に、セリーヌとの出来事を基に書いた小説が評判となり作家として成功を収めていたジェシーは、自らの書籍の朗読会でパリを訪れる。そこに現れたのが彼女だった。
すでに結婚をしていたジェシーだったが、妻との関係は冷え切っていて、未だ独身のセリーヌに瞬時に惹かれることに。しかし、ふたりが共有できる時間はわずか85分間。離れていた時間の溝を埋めようと熱く語り合う男女。その激しい感情が止めどない会話で綴られていく……。
運命的な出会いから月日を経て、劇的な再会を果した――――30代になり大人になった――――ふたりが選んだ選択とは――――。前作同様、観る人の感性に委ねるという結末で終えるこの作品。恋愛と結婚の間の微妙なグレーゾーン、その濃淡の深みを堪能できます。


2009.06.14(Sun) - Review on


ビフォア・サンライズ 恋人までの距離

ビフォアサンセット 



全編にわたって描かれる男女の会話の姿を長回しで追っていくという演出は、まるでドキュメンタリーを観ているような錯覚を覚える程に自然。そんな「ロマンティック・コメディの会話劇」という新境地を開拓したリチャード・リンクレイター監督は、本作でベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞しました。
ブタペストからパリに向かう列車の中で偶然出会い、意気投合し、ウィーンで降りることになったアメリカ人男性ジェシーとフランス人女性セリーヌ。ふたりが共有できるのは、彼が翌日の帰国便に搭乗するまでのわずか14時間。その短い間に“赤の他人”が“かけがえのない恋人”に転化していく様がヴィヴィットな会話で綴られていく。
そんなふたりは、半年後の12月に同じ駅のホームで再会を約束し、それぞれの家路へと旅立つことになるのだったが……。
男女の関係は、やっぱり生の言葉のぶつかり合いから生まれてくるもの――――そんな当たり前を実感させてくれる秀作。メールでのコミュニケーションなんて、しょせんオマケでしかないんですよね。


2009.06.14(Sun) - Review on


ダンス・ウィズ・ウルブズ

ダンス・ウイズ・ウルブス



幼年期に観た『西部開拓史』が忘れられず、いつの日か西部劇を作りたいという思いを抱き続けてきた名優ケビン・コスナーが、製作・監督・主演をこなし自らの夢を実現させた意欲作。
1863年、南北戦争の激戦地テネシー州。捨て身の覚悟で敵地にひとり侵攻した北軍中尉ダンバーは、南軍の虚を衝き味方軍の勝利に大きな貢献を果す。その功績をたたえられ一躍英雄になった彼は、その見返りとして自由に勤務地を選ぶ権利を与えられることに。ダンバーは「失われる前にフロンティアを見ておきたい」と当時最西部であったサウスダコタ州のセッジウィック砦への赴任を直訴する。
しかし訪れた地にいるハズの同士の姿はなく、見渡すかぎりの荒野とボロボロの砦があるだけだった。仕方なく自給自足の生活を続けるダンバーの下に、ひょんなことからインディアンのスー族が現れ、言葉を超えた交流が始まっていくことになるのだが……。
自らチェロキー族の血を引くコスナーは、先住民族への露骨な差別を描いた西部劇へのアンチテーゼとして、2,000万ドル以上の私財をつぎ込み、懇親の思いで本作を作り上げました。


2009.06.14(Sun) - Review on


ワイルドバンチ

ワイルドバンチ


THE WILD BUNCH ★★★★

バイオレンス・アクション映画の巨匠サム・ペキンパーが、失われゆくフロンティアへの思いを、中年無法者たちの哀切あふれる姿を通して描いた「最後のウェスタン」と称される彼の最高傑作。
1913年、パイクをリーダーとする総勢5人の中年窃盗団“ワイルド・バンチ”は、テキサス州国境の町で鉄道事務所に押し入り強盗を計るが、駅舎を保安するガンマンたちの反撃に遭いメキシコに敗走するハメに。
バンチ(一団の意)のひとりメキシコ人エンジェルの故郷を訪れると、そこには政府軍の将軍マパッチがいて村を牛耳っていた。この独裁者に抵抗するパイクたちだったが、アメリカの軍用列車から武器を略奪すれば1万ドルを払うというマパッチの依頼を渋々受け入れる。見事仕事を成功させ略奪品を引き渡そうとするも
、その方法がトラブルとなり両者の壮絶な戦いが始まることに……。
スローモーションの多用や細かいカットをつなぎ合わせることで暴力的描写力を高めるというペキンパー独自の演出が、後の製作者に与えた影響は計り知れず。今日的には、ウォシャウスキー兄弟やクエンティン・タランティーノ、そしてジョン・ウーなどバイオレンス・アクション作品を得意とする監督たちに継承されています。


2009.05.15(Fri) - Review on


エル・ドラド

エルドラゴ

 

名作『リオ・ブラボー』に続くハワード・ホークス「西部劇3部作」の2作目。主人公をはじめ登場人物のキャラクターの枠組みはそのままに、男の友情という要素を大きく盛り込んだ本作は、硬派な輩連中にはこたえられない一作。
ガンマンのコールは、牧場主ジェイスンに頼まれ、水利権を巡った争いの助っ人としてテキサスの町エル・ドラドに久しぶりにやってくる。そこでは旧友のハラーが保安官になっていて、自分の行いが彼への迷惑になると思ったコールはジェイスンの下を訪れ仕事を断ることに。
一度は町を離れたコールだったが、ジェイスンが自分の代わりにマクロードという非情なガンマンを雇ったという噂を聞きつけ、ハラーの身を案じて再びエル・ドラドへ戻る。しかし、彼は好きな女に冷たくあしらわれたことが原因でアル中状態になっていて、自ら留置場で生活するまでに落ちぶれていたのだった……。
完全無欠なヒーローではない、どこか抜けた感あるふたりのアンチ・ヒーローぶりが渋く味わい深い。互いに深い心の傷を持つコールとハラーが、その痛みを無言で分かち合い、孤立無援の中戦いを挑んでいく姿はまさに男の友情そのもの。そこまで信頼を置ける親友を一生のうち何人もてるか――――男の価値はそれで決まるのではないでしょうか。


2009.05.15(Fri) - Review on


西部開拓史

西部開拓史


HOW THE WEST WAS WON  ★★★★

ある開拓一家の三代にわたる人生を通して半世紀にわたる西部開拓史を描いた超大作。「西部劇はたくさんありすぎてどれを観たらいいのか……」という初心者にはまずおススメ。インディアンの襲撃、ならず者とウェスタンの対決、野牛の暴走などウェスタンの超定番がしっかり網羅されてますし、世代を超えて生き続けるアメリカ人のフロンティア思想に触れることもできる。しかしなによりもの魅力は、西部劇を作り上げてきた一流のメンバーが集結していること。
西部劇の神様ジョン・フォードをはじめとするベテラン監督3人、そして
ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュアート、ヘンリー・フォンダなどの西部劇スターたち。あえて紋切り型に言えば「西部劇オールスター夢の共演」という感じでしょうか。
1830年代、東部の農民一家が西部へ向け旅立つ第一話から、三代目にあたる子供たちが西部での居場所を見つける第五話まで、ほぼ10年ごとの物語がオムニバスに展開されていきます。
画面三分の一辺りに2本、かすかな“筋”が見えるのは本作がシネラマ劇映画だったという証。シネラマとはワイドスクリーン映画の一種で、3台のカメラで同時撮影したフィルムを、3台の映写機で歪曲したスクリーンの映写し立体的な画面を得ること。“筋”は三分割ををひとつにつなげたこん跡。当時(1950年代)の観客は、ボクらが「キャプテンEO」に夢中になったように、この新しい映像世界に惹かれたのかもしれません。


2009.05.15(Fri) - Review on


荒野の七人

荒野の七人

 

黒澤明の代表作『七人の侍』に惚れ込んだユル・ブリンナーがその翻訳権を買い取り、舞台をメキシコに設定して映画化した西部劇の名作。その細部にわたる徹底した再現ぶり――――例えば「また生き延びてしまった、いつの世にも強いのは百姓だ」という作品を象徴する名台詞をそのまま使っているという辺りに、ユルの作品に対するオマージュの強さを感じます。
メキシコの寒村イストラカンでは、毎年収穫時になると野盗に襲われ農作物を略奪されという悲劇が繰り返されていた。我慢の限界を超えた村人たちは、長老の命の下“戦う”ことを決議し、そのための銃を手に入れるためヒラリオら3人の農民を国境のアメリカの町へ派遣する。
そこで偶然出会った腕利きで男気あふれるガンマン、クリスとヴィンの姿に惹かれたヒラリオらは、村の事情を話し力を貸してくれるよう懇願するのであったが……。
日本作品のリメイクということで当初賛否はあったようですが、そんな危惧を吹き飛ばすかのごとく公開後大ヒットを記録し、『続 荒野の七人』『新 荒野の七人 馬上の決闘』『荒野の七人 真昼の決闘』と立て続けに続編が作られることになりました。


2009.05.15(Fri) - Review on


許されざる者

許さらざる者



骨太な作風で知られる硬派監督ジョン・ヒューストンが、当時(1959年)人気絶頂だったオードリー・ヘプバーンを起用して撮った彼女唯一の西部劇出演作。それまで都会的でモダンな淑女という役柄の多かったヘプバーンが、本作ではイメージを一変し、荒野でたくましく生きる野生的な女性を演じています。
テキサスに住むザカリー家は母マチルダの下、ベンを長男とする3人兄弟、そして養女のレイチェルとで平和に牧場を営んでいた。
そんな彼らの前に突然不気味な老人が現れ「レイチェルは白人ではなく今は亡きマチルダの夫がカイオワ族との戦いのさなかに奪ってきたインディアンの血を引く女であり、やがてその報いがあるだろう」と言い放つ。自分の出生について、カイオワ族に殺された白人移民一家の生き残りと聞かされていたレイチェルは、その言葉に混乱するばかりだったのだが……。
インディアンを侮蔑的に描くよう製作側に強制されて作り上げた本作を、後にヒューストンは「自作の中で最悪な一本」と述懐していたらしい。


2009.04.15(Wed) - Review on


リオ・ブラボー

リオ・ブラボー

 

度肝を抜くイントロダクションからハイライトの決闘シーンまで、西部劇の要素を余すことなく盛り込んだ屈指の名作。その網羅性の高さを“彦麻呂”的に表せば、「西部劇の超豪華幕の内弁当や〜」という感じでしょうか。前西部劇作『赤い河』でも同様のアプローチを見せたホークスですが、本作の方が完成度は高いと思います。
メキシコ国境に近い町リオ・ブラボー。保安官のチャンスは、ならず者のジョーを殺人の現行犯で逮捕するも、逆恨みした兄のネイサンは大勢の手下を率いて町を閉鎖し弟の釈放を迫る。
この挑戦を決然として受けるネイサン。しかし彼の味方は、早撃ち名人ながらアル中の助手デュード、足の不自由な老人スタンピィ、そして血気盛んな経験浅い若者コロラドというお世辞にも強力とは言えないような仲間たちだった……。
そんな異端ではぐれ者たちの力を引き出し、集結し、率いて優勢な敵に立ち向かうという主人公像は、後年『エル・ドラド』『リオ・ロボ』という名作に引き継がれ、ハワード・ホークスの西部劇3部作として映画史に刻まれることになりました。


2009.04.15(Wed) - Review on


OK牧場の決斗

OK牧場の決闘



保安官ワイアット・アープ兄弟と無法者クライトン一家の対立、そしてハイライトであるOK牧場での対決を描いた西部劇の定番史実を、アクション映画の巨匠ジョン・スタージェス監督が娯楽色全開にまとめあげた痛快ウェスタン。同じ物語を10年前に映画化したジョン・フォードの『荒野の決闘』と比較されることが多いですが、甲乙付け難たく、どちらもスバらしいと言うしかありません。
トゥームストーンの町で保安官をしている兄ヴァージルから弟ワイアットの下に、狼藉をはたらくクライトン一家から町を守るために力を貸してほしいとの電報が届く。
連邦保安官のバッジを胸に乗り込んできたワイアットにOK牧場での決闘を申し入れてくるクライトン一家。旅すがら出会いその男気に惚れ込んだ盟友ドクに助っ人を依頼するも、彼は持病の肺結核が悪化して床にふせってていた。やむなく兄弟3人で牧場に向かうワイアットだったが、彼らの前にさっそうと現れたのは、せき込みながらも毅然と銃を下げたドクであった……。
この西部劇史上最も有名な決闘の物語は、本作後も『墓石と決闘』『トゥームストーン』『ワイアット・アープ』と、作風を進化させながら映画化され続けました。


2009.04.15(Wed) - Review on


捜索者

捜索者

 

名作の保護と映画界の発展を目的に活動するアメリカ映画協会(AFI)が、映画生誕100周年を記念して行ったアメリカ映画人気投票ベスト100の西部劇部門で、見事1位に輝いたウェスタンの傑作。
南北戦争に従軍したイーサンは、終戦から3年を経て、テキサスで牧場を営む兄弟アーロンの下に戻ることに。久しぶりの再会を喜び合うもつかの間、イーサンが留守にしていた間にインディアンのコマンチ族の襲撃を受けたアーロン一家は虐殺されてしまい、長女のルシィと次女のデビーの女姉妹が連れ去られてしまう。
イーサンは、ルシィの恋人ブラッド、アーロンに育てられていたインデイアンとの混血児マーティンと3人で、捜索隊もあきらめた姉妹の捜索に向かう。
その後6年の年月が過ぎ、やっとのことでデビーを見つけ出すことになるも、成長した彼女はインディアンとして生きていたのだった……。
これまでの西部劇でヒューマニズムあふれる役柄が多かったジョン・ウェインが、本作では一変して復讐に執念を燃やす冷徹なガンマンを演じています。強いアメリカを体現するその勇ましい姿に、開拓時代に思いをはせる年配者は多いようで、そんな想いが本作を1位に押上げたのでしょう。


2009.03.20(Fri) - Review on


シェーン

シェーン

 
SHANE ★★★★★

巨匠ジョージ・スティーヴンスが、純粋な少年の目を通して、開拓農民と流れ者ガンマンとの交流を描いた人間味あふれる傑作。西部劇に疎い人でも、去り行くシェーンの後姿に「シェーン、カムバック!」という台詞がこだまするラストシーンを一度は目にしたことがあるはず。
西部ワイオミングの高地では、土地の所有を巡って開拓農民と牧畜業者との対立が続いていた。旅の途中で農民ジョーと彼の家族にしばらく世話になることになった敏腕ガンマンのシェーンは、農民たちの味方につくことに。シェーンの存在に危機を抱いた牧畜業者のライカー家は、よその地から名うての殺し屋で早撃ちガンマンのウィルスンを雇う。
ライカーの下へ決着をつけに行くというジョーを力ずくで制し、ひとり彼らがいる酒場へと赴くシェーンだったが、そこにはウィルスンをはじめとする一家が待ち構えていたのだった……。
定住にこだわらずさすらいながら旅を続けるシェーンの姿に、農耕ではなく狩猟というアメリカ生活文化のルーツを垣間見ることができます。


2009.03.20(Fri) - Review on





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